広島県三次市に誕生した日本初の妖怪博物館「もののけミュージアム」を紹介!

中国山地の中心に位置し、森や河川の豊かさで田園や文化守り育てている三次(みよし)市。
三次市には、江戸時代の三次が舞台の妖怪物語「稲生物怪録(いのうもののけろく)」とともに、絵巻物・錦絵・焼き物など約5,000点が展示している日本初の妖怪をテーマとした博物館が2019年オープンしました!
今回はそんな妖怪博物館「もののけミュージアム」をはじめとした三次市のおすすめスポットをご紹介します!

妖怪博物館!「もののけミュージアム」

前述のように三次市は、江戸時代の妖怪物語「稲生物怪録」の舞台です。
この「稲生物怪録」、マンガや小説などのもとにもなっている名作で、その舞台となっている三次市は妖怪とゆかりが深い土地だと言えるのです。
そんな場所に2019年4月26日開館したのがこのもののけミュージアム!
半年の間に10万人を達成し大人気を博しています。

ミュージアムのエントランスホールを入ると、日本中の妖怪が大集合しているデジタル妖怪大図鑑があります。そこでは、大型モニターに妖怪が次々現れ、タッチすると詳しい説明を見ることができます。

更に妖怪を体感して楽しめるコーナーとして、「チームラボ☆妖怪遊園地」があり、部屋のスクリーンいっぱいの妖怪の中に自分で描いた妖怪が一緒に動き出します。妖怪カメラでは、妖怪に変身したり、妖怪と一緒に記念撮影をしてSNSでシェアすることができ面白さ抜群です。

「稲生物怪録」は、江戸時代に実在した広島藩士の「平太郎」が三次で過ごした少年時代に30日間に渡って現れる妖怪との物語で、博物館の周りにはその物語に登場する場所が今でも残っています。古い城下町を散策しながら、物語の世界へのタイムスリップを楽しむことができます。

三次にあるちょっと立ち寄れるスポットを紹介!


博物館から出てすぐにある河川では、夏(6~9月)には「鵜飼い」が行われています。450年の伝統を誇る広島県無形文化財で、中国から贈られた「白い鵜」が登場したり、船着き場で食べる焼きたての「鮎」は絶品です。


車で10分ほど移動すると、専用ぶどう園で栽培したぶどうを使った様々なワインの販売と試飲ができる「広島三次ワインナリー」があります。貯蔵庫や製造工程の見学もでき、バーベキューガーデンでは、和牛とワインが楽しめます。


ワインナリーのすぐそばに、日本で一番月が美しく見える「奥田元宋・小由女(おくだげんそう・さゆめ)美術館」があります。満月の夜には開館時間が延長され、月を眺めながら無料でのロビーコンサートや併設レストランではディナーコースが催されます。

また、人里離れた山間にある「君田温泉~森の泉~」は、湧き出る重曹泉で肌を柔らかくすべすべふっくら美人肌を作ると評判です。温泉以外にも地元で採れた新鮮で四季折々の食材を使った料理や、日常から離れた森の散策道など、体の内からも外からもヒーリング効果が期待できます。

是非、新しい発見と心も体もゆったりできる三次で、元気をもらってくださいね。