効能から選ぶ!おすすめの温泉地『浅間温泉』・『熱海温泉』

旅先を決める判断として、どんなものがあるでしょうか。
食べたい食材、見てみたい観光地、行ってみたい旅館。。。など、人ぞれぞれの決め手はあるかと思います。
今回は、その決め手の1つとして、温泉の効能という選択肢をご紹介したいと思います。
これからの季節、温泉を決め手に、旅館でおこもり旅行も素敵かもしれません。

温泉の効能

温泉には、必ず温泉分析表がついています。
いろいろな情報が記載されていますが、簡単に読み取れる方法をご紹介します。

口コミやHPで「美肌によい!」「腰痛によい!」と載っていても「本当に・・・?」と思うこともありますよね。
そんなときは分析表から、自分の好みで温泉を使い分けるといいかもしれません。

泉質のポイントその1:成分

温泉の成分は9つに分類されます。
詳細は色々ありますが、今回はワンポイントで特徴をご紹介します。

  1. 単純温泉
    ・・・成分の薄い温泉。無味無臭。
  2. 単純二酸化炭素温泉
    ・・・炭酸ガスを多く含む。血液の循環をよくする。
  3. 炭酸水素塩泉
    ・・・皮膚をきれいにする効果がある。(2種類の成分に分類)
  4. 塩化物泉
    ・・・塩分が強い。発汗作用が強い(2種類に分類)
  5. 硫黄塩泉
    ・・・体が温まり、肌を引き締める効果がある。(4種類に分類)
  6. 鉄泉
    ・・・鉄分を多く含んだ温泉。貧血に効く。
  7. 硫黄泉
    ・・・単純硫黄は、成分が濃いので、肌が弱いひとは注意。
  8. 酸性泉
    ・・・殺菌力が強い。水蒸や湿疹に有効。
  9. 放射線泉
    ・・・体に悪いイメージがありますが、鎮静作用がある。

泉質のポイントその2:Ph値

『ph』って聞いたことありますか?
理科の授業などで耳にしたこともあるかもしれませんね。

『ph値』は酸性~アルカリ性の度合いです!
人間の肌は、phは7.4といわれています。
そのため温泉のph値を見るときは7.4を基準として考えると分かりやすでしょう。

温泉のph値は、ph2.0(酸性)~ph8.5(アルカリ性)以上に分類され、ph8.5に近づくほど、つるつる・すべすべのまろやかな温泉になります。逆にph2.0に近づくほど、刺激が強いです。

上記2つの項目を組み合わせると、おおよその温泉の泉質がわかります。
肌が弱い人は特に旅行に行く前に確認しておくと、よいかもしれません。
(刺激の強い硫黄泉は選びたくない・・・など判断ができそうです。)

効能別おススメ温泉地

これから、季節や悩みに合わせた効能を紹介していきますので
これからの旅行の参考にしてみてください。

長野県浅間温泉は、お肌すべすべ効果あり!

長野県松本市にある、温泉地です。市街地は、お城などで有名ですが、そこから車で20分ほどで着く温泉街となります。
昼間は観光も存分にできるおすすめの温泉地です!

こちらの源泉は、アルカリ単純温泉なので、かなり柔らかいお湯でお肌がすべすべになります。
温度もそんなに高くないので、のんびり、ゆっくり入ることができます。

浅間温泉おススメ旅館:松本屋 小柳

「自遊人」を発行している会社が再生プロジェクトをおこない、2019年にリニューアルオープンした、創業300年を超える老舗旅館です。
松本屋と本屋をかけあせた旅館になり、温泉と読書を満喫できる旅館に生まれ変わりました。

静岡県熱海温泉は、腰痛効果あり!低刺激で気持ちがいい!

関東から、小旅行程度の距離でいける静岡県・熱海温泉。
駅前は、昔ながらの温泉街の雰囲気と少し栄えた雰囲気のある、熱海駅前。
少し足を延ばして、日本屈指のパワースポット「来宮神社」を訪れてもよいでしょう。
熱海温泉は、塩化物泉が多く、刺激が強めの泉質が特徴です。

熱海温泉おススメ旅館:WA亭 風のこみち

全8室、すべてのお部屋に露天風呂がついているプライベート空間のなか、思う存分温泉が楽しめる旅館です。
館内着やタオルなどの細かな備品にもこだわりのものをそろえて迎えてくれます。


全国に、名前が有名な温泉地がありますが、温泉成分をみることは少ないと思います。
ぜひ行きたい場所と自分の体の状態に合わせて、のんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。