絶対に外せない!函館のおすすめスポット「函館山」の攻略方法とは?

日本有数の夜景スポットとして名高い、函館山。函館には五稜郭や湯の川温泉など有名な観光地も多いですが、そのなかでもダントツで外せないスポットといえるでしょう。
函館の夜景といえば「世界三大夜景」のひとつとよく言われますが、実はこれ、どこかの機関が正式に認定しているものではありません。「では大したことないの?」と思うかもしれませんが、『ミシュランガイドブック』で三つ星の評価を得ているので大丈夫。
また函館山からの夜景の美しさは、「市街地の光が両側から海で挟まれるコントラスト」「低めの標高が景観をもっとも見やすい角度(10度前後)とマッチしている」など、いろいろと説明ができる理屈もあるのです。

函館山を訪れる際は、日が傾いてきたタイミングで向かうのがおすすめです。

夜景がもっとも美しく見えるのは、薄暮の時間帯といわれているからです。
まだ人気もまばらな夕暮れ時から、ゆっくりと夜景に移り変わっていく様を楽しむのがベストな選択だと思います。

また混雑を考えても、少し早めに行って場所を確保しておくことが重要です。「行くのは平日だから」などと安心してはいけません。函館山は日本人観光客よりも、外国人観光客が大挙して押し寄せてくるスポット。油断していると、平日であろうと人の頭しか見えない……なんてこともありえます。

実は函館山観光には、ガイドブックに書いていない落とし穴があります。それが、帰りのケーブルカーの大混雑です。むしろ落とし穴があったら、それを使って帰りたいくらいの行列が発生します。その距離は、館内をぐるっと回って展望台にまで延びるほど。平日であろうと、ケーブルカーに乗るまでに20~30分は並び続けなければいけません。
ケーブルカー自体は3分ほどの時間で山頂と麓を結ぶので見落としがちですが、函館山のあとにお店の予約などをしている場合は要注意です。しっかりとケーブルカーに乗るまでの時間を計算して、その後のスケジュールを計画しましょう。

また、函館山の魅力は展望台から景色だけではありません。「函館要塞跡」という史跡があり、明治時代からロシアへの対策として砲台が建設された場所が現存しています。2001年には北海道遺産にも指定され、廃墟好きからも人気を集めるスポットとなっています。なかには一般公開されていない施設もあるので、訪れる際は地元の観光協会に問い合わせてみてくださいね。