八幡平の松川温泉について
八幡平松川温泉は標高約800ｍに位置する山の中の温泉地です。
日本で初めて稼動した松川地熱発電所があり、3軒の旅館と1軒のペンション、特産品として知られる八幡平地熱蒸気染めの工房が1軒あります。
八幡平樹海ラインの松川温泉口から約20分のドライブで八幡平見返り峠まで到着し、そこから秋田県田沢湖、鹿角、十和田などへもアクセスできる便利で、それでいて現代感のない昔ながらの温泉宿を楽しめます。
峡雲荘
まずご紹介するのは、松川温泉でも一番標高が高いところにある、日本秘湯を守る宿の峡雲荘（きょううんそう）です。峡雲荘は八幡平国立公園内に位置し、自然に囲まれた宿です。露天風呂は混浴と女性専用があり、泉質は単純硫化水素泉を楽しむことができます。露天風呂は四季折々の風景を存分に楽しむことができ、思わず「はぁ～」っと声が出るくつろぎのひと時を乳白色のお湯で堪能できます。日帰り入浴は8：00～19：00、大人600円、小人300円（5歳～小学生）となっており、大広間での休憩は10：00～15：00、大人800円、小人500円です。昼食の提供もありますが、事前にフロントへの注文が必要とのことですので、詳しくはお問合せしてみてください。
『何もない贅沢を楽しむ宿』松川荘
次に、峡雲荘から少し川沿いへ下がったところにある松川荘をご紹介します。こちらも八幡平国立公園内に位置しており、自然の恵に溢れた宿です。地熱発電所からの太い蒸気管を見ながら宿へ向かう景色は他にはあまりみられないものです。半世紀以上の歴史がある松川荘のお湯は、高温と低温の二種類の源泉があり内風呂の大浴場と混浴・女性専用露天風呂があります。露天風呂には一部屋根がかかっており、雪や雨の日もゆっくりとお湯を楽しむことができ人気です。
日帰り入浴は8：00～18：00（受付17：00まで）、大人600円、小人300円。また、別途料金で個室での休憩もできますが、ご利用に関してはお問合せしていただければと思います。
松楓荘
そして最後は、松川温泉の中で最も歴史が長い、日本秘湯を守る宿の松楓荘です。松楓荘の歴史は平安時代からともいわれています。この宿だけはオリジナルの源泉をもっており、名物はつり橋を渡った先の洞窟風呂です。露天風呂、内風呂も風情があり、渓谷沿いの建物なので露天風呂では川の流れや風、鳥など自然の音をBGMに乳白色のお湯を楽しめます。泉質は単純硫黄泉です。そして、ここ数年「猫のいる温泉宿」として雑誌などにも載っており人気です。猫好き＆温泉好きであれば是非お勧めの一軒です。日帰り入浴は8：00～20：00と長いのも魅力的です。大人600円、子供300円。定休日は毎週水曜日となっております。
以上、八幡平松川温泉の秘湯を3軒ご紹介しました。
あなたも一度都会の喧騒を離れた秘湯を味わってみてはいかがでしょうか。
